FXのサインツールはどう使う?通知後に自分で確認する理由

テラスの丸テーブルで、通知を受けた講師がタブレットとルール用紙を確認し、白い子犬がのぞき込む。「FXサインツール」「通知のあとに、自分で確認」の文字。 学び方・検証

FXのサインツールから通知が来ても、そのままエントリーするとは限りません。わたしが使っているツールには、売買を判断するためのすべての条件が入っていないからです。通知が来たあとに自分でチャートを確認し、入るか、見送るかを決めています。

ツールは、時間を効率的に使うための便利な補助になります。その便利さを生かすためにも、どんなルールでサインが出るのかを理解しておくことが大切です。今回は、わたし自身が使っている通知ツールを例に、ツールと自分の判断をどう組み合わせているかをお話しします。

自動売買と、わたしが使うサインツールの違い

「FXのツール」と聞くと、自動売買を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。設定した仕組みに沿って、売買を自動で行うものですね。

一方、今回お話しするのは、参考になるサインのタイミングを通知するソフトです。わたし自身が使い、スクールでも提供しています。

通知が届いたら、そこから自分で条件を確認します。エントリーしてよいと判断した場合は入り、条件がそろっていなければ見送る。この最終判断は、自分で行っています。

ですから、わたしが使っているサインは、「届いたら必ずそのまま売買する」という意味ではありません。チャートを確認するきっかけとして使っているんですね。自動売買と同じものとして受け取らないよう、まず、この違いをお伝えしておきたいと思います。

通知には、エントリーの全条件が含まれていない

なぜ通知のあとに確認が必要なのか。わたしのツールでいうと、見ているのは日足と4時間足に関するルールだからです。

日足や4時間足、週足、月足は、値動きを見る時間の長さが異なるチャートです。わたしは、日足で大きな流れを見て、4時間足で小さな流れを見ながら、入るところを判断しています。

ただ、実際のエントリー判断では、その二つに加えて、週足や月足なども確認する必要があります。その部分までは、通知ツールに反映されていません。

つまり、ツールが見ている条件でサインが出たことと、自分のエントリー条件をすべて確認できたことは、分けて考える必要があります。日足と4時間足の通知が来ても、それだけでは最終確認を終えたことにはならないんです。

通知のあとに、ツールが見ていない部分を自分で確かめる。その結果、サインが来ていても入れない場面があります。これは、わたしが使っているツールとルールの具体例です。

本人の通知ツールは日足・4時間足の条件を確認し、週足・月足などは自分で追加確認する。サインだけで決めず、最後は自分で判断するという図解。

ツールを使う前に、サインが出るルールを理解する

わたしがいちばん大切にしているのは、そのツールがどんな条件でサインを出すのかを、自分で理解したうえで使っているかどうかです。

通知が来たから入る、という行動だけになってしまうと、どの条件が満たされていたのか、自分は何を確認する必要があったのかを考えなくなってしまいます。

自分で最終確認するには、まず、自分のルールが分かっていること。そして、そのうちどこまでをツールが確認しているのかが分かっていること。この両方が必要になります。

例えば、わたしのツールで週足や月足を確認する必要があると知らなければ、その確認自体を飛ばしてしまいます。通知の仕組みと、自分が行う確認を理解しているからこそ、サインを参考にしながら判断できるわけです。

これは自動売買を使う場合にも、わたしが重視している考え方です。使うこと自体を否定しているわけではありません。どんなルールで動くのかを理解せずに任せてしまうことを、避けてほしいと考えています。

わたしが最初からツールを渡さない理由

スクールでは、いきなりサインツールを渡すことはしていません。まずはルールを覚え、自分で確認できるようになってもらうことを重視しています。

確認するための知識や理解、実際に判断するスキルは、ツールを持つだけで身につくものではありません。自分でチャートを見て、条件を確かめる練習が必要なんですね。

その練習を通じてルールを理解したあとに、サインツールを使ってもらいます。通知が来たときに、どこを見ればよいか、何が足りないかを自分で確認できる状態で使うためです。

先にルールを学ぶ。サインが来たら、自分で必要な条件を確かめる。そのうえで、エントリーするか見送るかを決める。わたしは、この順番を大切にしています。

ルールを学び、サイン通知を受けて自分で確認したあと、エントリーか見送りかを判断する。時間を効率化しながら判断は自分で行う流れ。

ルールを身につけるために何から練習するかは、FX初心者が一つの確認から始める理由でもお伝えしています。

ツールを使った取引も、判断を振り返る

サインだけを理由に入ってしまうと、取引が終わったあとに、自分の判断を振り返ることも難しくなります。自分が確認した条件を説明できなければ、その入り方がルールに合っていたかを確かめられないからです。

わたしは、ツールを使うときも、振り返りをしてほしいとお伝えしています。勝ったか、負けたかという結果を確認し、そのうえで、そこで入った判断が正しかったかも見直すことが必要です。

通知を受けて何を確認し、なぜ入ると決めたのか。そこまで自分で判断しておけば、取引後にも、その判断をルールと照らし合わせて確認できます。

具体的な振り返り方は、勝った取引でも確認したい四つのことで説明しています。

時間を効率化しながら、最後は自分で判断する

わたしがサインツールを使う大きな目的は、チャートの確認に使う時間を効率化することです。通知が来たタイミングで必要なところを確認できる状態をつくっています。

そのためには、通知を受けたあとに自分で確認できる知識とスキルが必要です。先に練習してルールを身につけておくことが、ツールの便利さを生かす土台になります。

もし今、サインツールを使っているなら、どんなルールで通知されるのか、通知のあとに自分が確かめる条件は何かを、一度確認してみてください。

サインが出ても、利益が保証されるわけではありません。ツールが確認する範囲を理解し、自分に必要な確認を行ったうえで、入るか見送るかを決める。この使い方を大切にしていただければと思います。

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