こんにちは、榊原です。
わたしは現在、投資を学びたいという方に対して投資をお教えしていますが、そこで常々考えていることがあります。
それは「投資を始める際は免許制にした方がいい」という考えです。
これを聞いて、
「投資で免許が必要!?」
「ちょっと意味が分からないんですけども・・」
と思われる方も多いかもしれませんね^^
ではなぜわたしがそのように考えているのか?
そのあたりを今回はお話ししたいと思います。
投資に対する壁の低さのメリット・デメリット
まず投資というのは、良くも悪くも誰でも簡単に始めることができます。
証券会社で口座を開設し、その口座に入金が完了すれば誰でも簡単に始めることができます。
それ自体は悪くないと私も思います。
比較的敷居が低いので誰でも始めやすく、簡単に経験できることは歓迎すべきことだと考えています。
ただ、敷居が低すぎるためにいくつかの問題が生じているのも事実です。
正しい投資知識を学ばない段階で投資を始めてしまう
さきほども説明したように、敷居が低いので始めやすいことはメリットの一面でもあります。
ただ、現実として起こっている問題として、正しい投資知識を学んでいない段階で投資を始めてしまうことがあります。
投資を始めるにあたって難しい問題点として、
・何を学んだらいいのか?
・どこまで学んだらいいのか?
という、いわゆる最低ラインがまったくわからない世界になっているんです。
手探りの状態で自分なりに勉強、練習して即実践となります。
その結果、9割の人が負けてしまう現実があります。
何をどこまで学んだらいいか、一般的には定義をされているわけではないので、これではなかなか勝つことは難しいですよね。
敷居が低いことによって発生するネガティブイメージ
正しい投資知識を学ばず投資を始めてしまうとどうなるかというと、当然のごとく9割の人は負けてしまいます。
そうなると、多くの人は「投資は危ないものだ」、「あんな危ないものに手を出してはいけない」というネガティブなイメージへと変換されてしまいます。
何より昔の自分がそうでした・・
「投資は怖いものだから、わざわざ自分から手を出して負けにいくようなことはしなくていい」と^^;
ただそこで大事なポイントとしてお伝えしたいのが、それは投資が悪いわけでなく、投資に向き合うための技術や経験が不足しているからにあるということです。
車に対するネガティブイメージがないのは免許制だから
投資では「投資はこわいものだから手を出してはいけない」という考えが一般的には多いとお伝えしました。
一方で、例えば「車を運転したい」という人に対して、
「車なんて時速180キロも出てしまうんだよ!そんな恐ろしい乗り物なんて乗ってはいけない!」とはならないですよね。
なぜそうならないかというと、多くの人は自動車に対して「ルールを守って安全に乗ればこわいものではない」とわかっているからです。
そしてそれを教習所で学べるからですね。
自動車を乗るためには、
・教習所に通う
・教習所で乗り方やルールを学ぶ
・免許を取得するための試験を行う
・試験に合格した人だけが免許を取得できる
・ようやく自動車に乗れる
一般的にはこれだけの手順を何カ月かかけて行っていきます。
教習所に行くことによって、何をどれだけ学べば自動車に乗れるレベルに達することができるのか、が明瞭になるからです。
そしてそれを理解している証として免許証が交付されます。
車は使い方を間違えると、確かにおそろしい乗り物になってしまいます。
しかし、しっかりと正しい知識を学ぶことができれば、大変便利な乗り物になります。
そのためには教習所に通って、免許を取得することが必須になります。
投資も「教習所⇒免許取得」を採用してほしい
さきほどの自動車の話をふまえて投資に戻すしますが、
「FXはレバレッジが何十倍とかかるから、損する金額も大きくなってしまう。」
「負けてしまうと大きな借金を背負ってしまう。そんな恐ろしいものなんて手を出してはいけない」という言葉はよく聞きますよね。
これは、正しい投資知識を学んでいない代表的な例になります。
確かに国内の証券口座ではレバレッジを最大25倍に設定しています。
例えば100万円の資金だと、最大2500万円分の取引が物理的には可能になります。
ただ、正しい投資知識を学んでいる人は、レバレッジ25倍をフルで使う人なんていないです。
これは「車は180キロまで出せるから、180キロフルパワーで走る」といっていることとまったく同じことですね。
教習所では、実際にスピードを出しすぎる怖さやスピードの出しすぎによってどんな恐ろしいことが起こるか、といったことを教えてくれます。
そのため、180キロで走ることはないですよね。
車の付き合い方を教習所でしっかりと教えてくれるから、そんな無茶な乗り方はしません。
これが投資になると、なぜかレバレッジをフルで使ったり、無茶なトレードをしたりということが起こってしまいます。
そこで、投資を始める際も免許制にして、教習所のようなところに通ってしっかりと実技や学科を学び、試験に合格した人が投資を始めることができる。
といった体制になると、投資に対するネガティブなイメージも少なくなり、利益を出せる人がもっと増えてくるのではと考えています。
人によっては、「投資スクールを通うことが遠回りになってしまう」と考えている人もいるようです。
確かに、スクールと一言でいっても、現状いろんなスクールがあります。
・ノウハウだけ渡して終わり
・わからないことが聞くことができない環境
・先生がどんな人かもわからない(名前や顔がわかならい)環境
・サポートがしっかり整っていない環境
・・など、まだまだ教える側も環境が全然整っていないと感じています。
だからこそ、スクールを運営する側も資格が必要などの対策が不可欠だと考えています。
教える側も教え方がみんなバラバラですからね。
教える側、教わる側がしっかり整備されてくると、投資へのイメージも大きく変わってくるのではと考えています^^
いつか、投資に対するイメージがクリーンになって、誰もが正しい知識を学べ、安心して投資を行える日が来ることをわたしは夢見ています!
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