「FXでは、1週間に何回くらいエントリーするものですか?」
初心者の方から、よくいただく質問です。
結論からお伝えすると、わたしの場合は平均すると週2〜3回程度です。月にすると10〜15回ほどが一つの目安になります。
ただし、毎週必ず2〜3回エントリーするわけではありません。前の週からポジションを持っているときや、条件に合う場面がないときは、1週間に一度もエントリーしないこともあります。
ここで大切なのは、「何回取引すれば利益が出るか」という回数のノルマを作ることではありません。自分のルールに合う場面だけを選び、資金と気持ちを守りながら続けることです。
この記事では、なぜ週2〜3回ほどになるのか、時間足の使い方や資金管理との関係を、初心者の方にも分かる言葉で解説します。
まず知っておきたい「エントリー」と「ポジション」
最初に、この記事で使う言葉を簡単に整理します。
エントリーとは、FXで新しく買いまたは売りの取引を始めることです。そして、エントリーしてから決済するまで、まだ終わっていない取引をポジションといいます。
たとえば、月曜日に1回エントリーし、そのポジションを木曜日まで持ったとします。この場合、4日間チャートを見ていても、エントリー回数は1回です。
毎日チャートを見ても、取引するとは限りません。「今日は条件がそろっていないので入らない」と判断する日もあります。つまり、チャートを見た回数ではなく、新しい取引を始めた回数がエントリー回数です。
わたしのエントリー回数は平均で週2〜3回
わたしは、平均すると1週間に2〜3回ほどエントリーしています。
基本は、その日のうちに取引を終えるデイトレードです。これは、数分から数時間ほどポジションを持ち、原則としてその日のうちに決済する取引スタイルです。
利益が伸びているときは、すぐに決済せず数日持つこともあります。数日から数週間かけて利益を狙う取引はスイングトレードと呼ばれます。つまり「基本はデイトレードですが、相場によってはスイングになる」という形です。
金曜日には基本的に利益を確定しますが、条件によっては週をまたいでポジションを持ち越すこともあります。すでにポジションを持っている間は、新しい取引を増やさないため、次の週はエントリーが0回、または1回だけになることもあるんですね。
ですから、週2〜3回という数字は「必ず守る目標」ではなく、現在の見方と資金管理を続けた結果としての平均です。
回数が少なくなる理由は、長い時間足から確認するから
わたしは、まず日足で相場の大きな流れを確認し、そのあとに4時間足や1時間足を見て、実際に入れそうな場面を探します。
時間足とは、1本のローソク足がどれくらいの時間の値動きを表しているかという区切りです。
- 日足:1本で1日分の値動きを表す
- 4時間足:1本で4時間分の値動きを表す
- 1時間足:1本で1時間分の値動きを表す
日足は、いわば遠くから山全体を見るようなものです。まず「全体として上がっているのか、下がっているのか、それとも方向がはっきりしないのか」を確認します。そのうえで4時間足、1時間足へと近づき、エントリーのタイミングを絞ります。

長い時間足を使うと、1分足や5分足だけを見る場合より、売買の候補は少なくなります。新しいローソク足ができる速度が遅く、判断する場面が減るからです。
しかし、回数が少ないことは欠点とは限りません。短い値動きに何度も反応せず、大きな方向を見ながら条件が整うのを待ちやすくなります。
短期売買をしていた頃より、メンタルが安定しやすくなった
わたしも過去には、スキャルピングをしていた時期があります。
スキャルピングとは、数秒から数分ほどの短い時間で売買を繰り返し、小さな値幅を狙う取引スタイルです。短い時間に何度も判断するため、チャンスが多く見える一方、集中力や素早い判断も必要になります。
わたしの場合、短期売買を繰り返すとメンタルが安定しにくいと感じました。そこで日足や4時間足を見るようにすると、エントリー回数は格段に減りました。
その代わり、短い値動きに振り回されにくくなり、気持ちは安定しやすくなりました。わたし自身は、その変化が結果的に利益を伸ばすことにもつながったと感じています。
これは、スキャルピングそのものが悪いという話ではありません。取引スタイルには向き不向きがあります。ただ、何度もエントリーして気持ちが落ち着かない方は、今より長い時間足を使う方法を試す価値があると思います。
朝のチャート確認は10分もかからないことが多い
長い時間足を中心にすると、チャートを見る時間も短くなります。
わたしは朝、日足が切り替わる時間を基準に大きな方向を確認します。冬時間では午前7時ごろを目安に日足を見て、取引できそうな通貨ペアを絞り、4時間足と1時間足で入れる状態かを確認します。
この流れを毎日のルーティンにしているため、朝のチャート確認は10分もかからないことが多いです。
ただし、「10分だけ見れば初心者でも同じように判断できる」という意味ではありません。短時間で確認できるのは、見る項目と判断の順番を決め、繰り返してきたからです。最初はデモトレードや過去のチャートを使い、日足から1時間足までを同じ順番で見る練習が必要です。
同時に複数へ入らず、1つのポジションに絞る
トレード回数を考えるときに、もう一つ大切なのが資金管理です。
わたしは、基本的に一度に持つポジションを1つに絞っています。2つ、3つと同時にエントリーすると、相場が予想と反対へ動いたとき、複数のポジションで損失が出る可能性があるからです。
同時に持つ数が増えれば、全体のリスクも大きくなります。確認するチャートや判断も増えるため、落ち着いて管理しにくくなります。

日足、4時間足、1時間足を使って条件を絞り、利益が伸びる場面を狙うのであれば、ポジションが一つでも利益を狙うことはできます。回数を増やして一気に利益を大きくしようとするより、まずは資金を守り、同じ判断を続けられる状態を作ることが大切です。
「今日はまだ0回」が不安になったときの確認項目
何日かエントリーできないと、「このままでは利益が出ない」「せっかくFXをしているのに何もしていない」と焦ることがあります。
そのようなときは、回数を増やす前に、次の3点を確認してみてください。
- 日足の方向は、自分のルールで明確に判断できるか
- 4時間足と1時間足に、決めたエントリー条件がそろっているか
- すでに持っているポジションを含め、許容できる損失の範囲に収まるか
一つでも曖昧なら、「入らない」という判断もあります。買うか売るかだけでなく、見送ることも大切な選択肢です。入口だけでなく、取引を終える条件まで先に考える方法は、あなたはシナリオを立てて投資をしていますか?でも詳しくお話ししています。
また、条件を絞って待つには、自分のルールを過去のチャートで確かめることも欠かせません。検証がメンタルを鍛えられる3つの理由も、あわせて参考にしていただければと思います。
まとめ|トレード回数は目標ではなく、判断の結果
わたしのエントリー回数は、平均すると週2〜3回、月に10〜15回ほどです。ただし、ポジションを持ち越している週や条件が整わない週は、0回になることもあります。
大切なのは、週2〜3回という数字をそのまま真似することではありません。
- 日足で大きな流れを確認する
- 4時間足と1時間足でタイミングを絞る
- 同時に複数へ入らず、1つのポジションを管理する
- 条件がなければ、見送る
この順番を守った結果として、エントリー回数が少なくなります。
FXは、たくさん取引した人が必ず有利になるものではありません。まずは1週間、自分が何回エントリーしたかだけでなく、「ルールどおりに入った回数」と「焦って入った回数」を分けて記録してみてください。
回数より、条件に合う一つを選ぶこと。その積み重ねが、資金とメンタルを守りながら続ける土台になると考えています。
今回の内容は、YouTube動画「【ご質問コーナー】1週間の中で、何回エントリーしていますか?」でもお話ししています。
※FXは元本や利益が保証される取引ではありません。相場状況によっては、あらかじめ想定した金額や証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。取引の仕組みとリスクを理解し、ご自身の資力・経験・目的に照らして判断してください。



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