取り組んでいるのに、思うような結果が出ない。うまくいったことを記録しようとしても、書くことが見つからない。そんなとき、あなたは自分の行動をどう受け止めていますか。
わたしは以前、「成功したことリスト」をつけていました。でも、成功を書けない時期に焦りが生まれ、行動そのものを止めてしまったことがあります。
そこで、自分が失敗したことを書く方法に変えました。記録が増えると、「少なくとも自分は行動している」と確認できる。それが、わたしには続ける支えになったんですね。
今回は、投資やビジネス、習慣づくりの中で使ってきた「失敗したことリスト」と、FXでその記録を次の行動に活かした工夫をお話しします。
成功したことだけを書こうとして、行動が止まった
もともとは、何かうまくいったときに、その体験を書き留めていました。成功した経験が積み上がっていけば、自分の取り組みも確認できる。そういう記録を続けていた時期があったんです。
ただ、成功したことを記録するリストには、成功したことしか書けません。行動を起こしても失敗ばかりで、リストがなかなか増えない時期もありました。
自分では何かに取り組んでいる。それでも、成功したこととして書ける結果がない。すると、だんだん焦りにつながっていったんですね。
さらに、失敗を恐れるようになり、ついには行動を起こさなくなってしまいました。自分を続けさせるための記録だったのに、わたしには合わなかったという経験です。
成功したことを記録して、やる気が高まり、続けられる人もいると思います。わたしの場合は、書けない時期をどう受け止めるかが、続けるうえでの課題になりました。
失敗を書いたら、自分が行動していると確認できた
いろいろな書籍を読む中で、成功したことではなく、失敗したことを書いていけば、自分の行動につながるのではないかと考えるようになりました。
どの本にどう書いてあったのかは、正確には覚えていません。ただ、それをきっかけに、自分が失敗したことを記録するようになったんです。
この方法は、わたしには合っていました。うまくいかなかったことも、リストには残せます。そうすると、少なくとも自分が行動を起こしたことを確認できるようになりました。
失敗したこと自体にばかり目を向けると、また行動するのが怖くなります。でも、記録を見て「自分は行動しているんだな」と確認できると、受け止め方が変わってきたんですね。
リストがたまっていくほど、成功に近づいていると考えられるようにもなりました。これは、当時のわたしが自分の行動をどう捉えられるようになったか、という実感です。
結果だけに目を向けていたときよりも、行動に対するハードルが下がったと感じています。失敗の記録が、自分を継続させる一因になりました。

FXでは、エントリーのどこが足りなかったかを書いた
このリストは、投資だけに使っていたものではありません。生活やビジネスなど、いろいろな場面で失敗したことを書いていました。
投資で記録していたのは、例えば次のようなことです。
- エントリーのタイミングが早すぎた。
- 反対に、タイミングが遅かったのに入ってしまった。
- 自分のルールをしっかり確認せずに入ってしまった。
「エントリー」は、取引を始めることです。取引した後に見直すと、自分の確認が足りなかったところが見えてきます。それを一つずつ書き留めていきました。
書くことで、自分が行動していると確認できる。同時に、「次は同じ失敗を繰り返さないようにしよう」と、次に活かすための気持ちの整理にもつながったんですね。
記録した内容が、次の取引前に確認したいことにもなっていきました。わたしにとっては、このように失敗を活かせることも、大きな意味がありました。
確認するルールを付箋に書き、PCの横に貼った
同じことを繰り返さないために、わたしは確認するルールを付箋に書き、パソコンの横に貼っていました。
エントリーする直前に、その付箋を見る。そして、自分のルールを確認し、条件に当てはまっていたら初めて入る。この流れを繰り返していたんです。
知識として分かっていても、実際に使えなければ、取引の場面には活かせません。そこで、覚えたことをその場で使うために、目に入る場所へ置いていました。
失敗したことを書く。その内容から、改めて確認するルールを付箋に書く。PCの横に貼り、次のエントリー直前に確認する。わたしは、習慣としてできるようになるまで、この確認を繰り返しました。
記録から、次にすることまでつながっていく。この流れも、自分にとって役に立ったところです。

取引を見直す際に、わたしがどんな点を確認しているかは、勝ったトレードでも振り返る理由についての記事でもお話ししています。
自分が続けられる記録の仕方を見つける
わたしは「失敗したことリスト」を、継続するための方法の一つとして使っています。
成功したことを記録する方が、やる気が上がって続けられる人もいます。その方法が合っているなら、それでよいと思います。
一方で、わたしのように、書けないことが焦りになり、行動が止まってしまう人もいるでしょう。そういうときは、失敗したことを書く方法も試してみていただければと思います。
例えば、今回の取引で確認が足りなかったところを書き留める。その記録を見て、自分が行動していることを確かめ、次に確認したいことへつなげてみる。
結果が出ない時期にも、行動はしています。わたしにとって、その行動を自分で確認できることが、続ける支えになりました。あなたにも、自分が続けやすい記録の仕方を見つけていただければと思います。



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