FXでエントリーするか迷ったときは、無理に買うか売るかを決める必要はありません。
「見送る」も、大切な判断の一つです。
こんにちは、榊原です。
チャートを見ていると、自分のルールに近い形が出ているけれど、はっきり判断できない場面があります。
このようなときに「似ているから入ってみよう」とエントリーすると、安易なトレードが増えてしまいます。わたしが大切にしているのは、自分が明確に判断できる場面だけに絞ることです。
FXの選択肢は「買う・売る」だけではない
FXをしている方の中には、チャートを開いたら「買うか、売るか」を決めなければならないと考えている方が少なくありません。
しかし、実際にはもう一つあります。
それが「見送る」です。

自分のルールに当てはまり、はっきりとエントリーポイントを判断できるなら、迷わず入れると思います。一方で、ルールには近いけれど確信が持てないときは、どこかの条件が外れている、抜けている、あるいは見落としている可能性があります。
そこで無理に入るのではなく、見送る。
この選択ができるようになると、曖昧なエントリーを減らし、自分が勝ちやすいと判断できる場面に絞りやすくなります。
エントリー前の判断を整理したい方は、あなたはシナリオを立てて投資をしていますか?もあわせて読んでみてください。
「入らなければよかった」という後悔が次の判断を鈍らせる
ルールに近いというだけで入って負けると、「あのとき入らなければよかった」という後悔が残ります。
そして、その気持ちが次のトレードにも残り、判断を鈍らせてしまうことがあります。
わたしのスクールでも、明確に判断できる場面だけに入ることを何度も伝え、実際のトレードを重ねてもらったことがあります。その方は、見送る判断ができるようになったことで、利益が安定し始めました。
この方にとっては、「見送ることが大事」と言葉で聞くだけではなく、自分で実践し、結果を確かめたからこそ、見送ることが自分の判断として定着していったのだと考えています。
見送った場面も、見送らなかった場面も振り返る
見送る判断を身につけるには、トレードの振り返りが欠かせません。
確認してほしいのは、次の3点です。
- 判断に迷ったとき、エントリーしたのか、見送ったのか
- その後、チャートはどう動いたのか
- 自分のルールのどこが外れていたのか、何を見落としていたのか

見送ると、「入っていれば利益になったかもしれない」という、もったいない感が出ることもあります。
だからこそ、見送った場面もあとから確認します。見送ってよかったのか、それとも判断を見直す余地があったのかを、自分の記録で確かめていくためです。
1回、2回の結果だけでは判断できません。何十回と振り返り、数値で確かめることで、自分の判断の傾向が少しずつ見えてきます。
こうした検証がなぜ大切なのかは、検証がメンタルを鍛えられる3つの理由でもお伝えしています。
エントリー回数を増やすことを目標にしない
「回数を増やさないと、利益を出せないのではないか」と考える方もいます。
すると、少しでもチャンスらしい形が来たときに、無理にエントリーしたくなります。
しかし、大切なのは回数ではありません。自分が明確に判断できる場面を厳選することです。
わたし自身も、エントリーチャンスを無理に見つけ出して入り、負ける経験を何度もしてきました。失敗も成功も重ねる中で、見送ることの大切さを実感しています。
今でも判断に迷うことはあります。そんなとき、わたしは「迷ったら見送る」と決めています。
次に迷った場面を、一つだけ記録してみる
見送る判断は、知っただけですぐにできるようになるものではありません。
まずは次に判断に迷った場面で、入ったのか、見送ったのか、その後どうなったのかを記録してみてください。
見送った場面と見送らなかった場面の両方を振り返ることで、「なぜ迷ったのか」が見えるようになります。
買うか、売るか。
その二択で苦しくなったときは、「見送る」という3つ目の選択肢を思い出していただければと思います。


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