こんにちは、榊原です。
今回は、FXで負け続け一度諦めた友人に、わたしの投資スタイルを教えて人生が大きく変わった話をしようと思います。
友人は、
どういった理由で勝てなかったのか?
欠点は何だったのか?
どのように克服していったのか?
同じ経験をしている方であれば今後の改善のヒントになると思います。
チャートが気になってしょうがなかった
わたしは久々にその友人と飲んでいた時、自分がFXをやっていることを話したら、「そんなに勝ててるんだったら俺もぜひやりたい!」「やり方教えてくれんかな?」と目を輝かせながら頼んできました。
よくよく聞いてみると、彼は過去に1度FXをやったことがある、とのことでした。
彼は大学の時の友人なのですが、いわゆる一般的なサラリーマンでした。
朝早くから満員電車に揺られ、終電近くまで会社に残って仕事をし、お酒の臭いがほんのり漂う電車で帰宅する、の繰り返しでした。
そんな生活を少しでも変えたくてFXを始めた、とのこと。
大負けはしていなかったようですが、とにかくチャートが気になって仕事が手につかなくなることが大きな欠点でした。
過去にFXをやっていた時の行動としては、
・電車の中でチャートを確認
・トイレの中でチャートを確認
・昼食中にチャートを確認
・・と、ここまでならまだ仕事に影響を与えないレベルだったのですが、ここからさらにエスカレートしていきます。
・会議中の合間にチャートをこっそり確認
・デスクのところでチャートを確認
こんなことを繰り返していました。
その結果、仕事で大きなミスを犯してしまいます。
あろうことか、取引先との会議中にチャートを確認するというあるまじき行為をしてしまうくらい中毒になっていたのです。
その会議での内容をすっぽり抜け落ちたまま数日が過ぎたころ、突然先方から電話がかかってきます。
「先日の会議での話はどうなっていますか?」
「本日が期日になっていましたが、まだ連絡がなかったのでこちらから電話しました」
彼にとってはまったく身に覚えがないこと。
ただ、同僚に確認してみると、先日の会議で企画の改善提案を出す日がその日だったらしいのですが、まったく記憶にない彼は平謝りするしか手だてがありませんでした。
その結果、先方からはもちろん、上司や同僚からの信頼も一時期失墜していたとのことでした。
それ以来、彼は「FXは人をダメにする」と思いこみ、FXは諦めたということでした。
チャートの罠に陥っていた2つの理由
彼の話を一通り聞いたところで、わたしがまずアドバイスしたのが、
「確かにチャートが気になる心理はよくわかるよ。」
「自分も一昔前はチャートの値動きが気になって仕方がなかったからね。」
「でも、それはFXが悪いわけじゃなくて、FXとの付き合い方を変えたことによって大きく変えることができたよ」
と話しました。
まずは、「なぜチャートが気になっていたのか?」
その部分を明確にしてみよう、ということで話を深堀して聞いてみると、大きく2つのポイントが浮かび上がってきました。
利確ポイントが不明瞭だった
1つ目のポイントは、利確ポイントがきちんと定まっていないため、どこで決済したらいいかわからないことによる不安からチャートを見てしまうことにありました。
基本的に安定して勝っているトレーダーは、エントリーするときに損切位置はもちろんのこと、利益確定ポイントも定めたうえでトレードを行います。
一方、勝てないトレーダーの特徴として、損切ポイントや利確ポイントが定まらないままエントリーする、ということがあります。
これがまず、彼が「チャートが気になる病」を患った1つの原因になります。
プロスペクト理論
もう1つは、
「せっかく利益が出ているのに、自分が見ていない間に損失になっていたらどうしよう」
という人間が本能的に持っている心理がまさしくあらわれている状態でした。
これも1つは利確ポイントが定まっていないことによる要因も大きいのですが、そもそも人間が投資をやろうとするとどういった心理的作用が起こるのか?という知識が不足していたことにも起因します。
人間というのは、得をするよりも損をすることを強烈に嫌います。
そのため、よくある現象としては、少しの利益ですぐに決済してしまうが、損失が出ているときはなかなか損切をしない、という状況に陥ります。
これがいわゆる「利小損大」です。
このような心理が人間にはある、という知識があるだけでFXとの向き合い方は大きく変わります。
その重要性を友人に話しました。
友人に教えたこと
そこから彼にまず、損切ポイントと利確ポイントを明確にすることを話しました。
ちなみにわたしがお教えしている設定方法は、損切位置も利確ポイントも明確で迷うことがないのが特徴です。
再現性を何より重要視していますので、経験者から初心者の方まで誰でもわかるように明確化しています。
それを話したら「こんな簡単でいいの?」と逆に怪しまれてしまいました^^;
これもFXあるあるなのですが、「何か難しいことをしないと勝てない」と考える人はかなり多いです。
自分もかつてはそうだったので、その気持ちは痛いほどよくわかります。
ただ、正しい投資知識を学べば、シンプルな方法で十分勝てる、ということを実感できます。
改めて損切位置、利確ポイントの設定の仕方を教えると、
「これだったらもうチャート見なくてもいいじゃん!」
「すげ~な、これ!」
と、だんだん信じてくれるようになり、ついには感激してくれました(笑)
ここから彼は何年かぶりにFXを再開することになりました。
結果、想像以上の成果を出してくれました
それからちょくちょく電話やZoomでやりとりはしていましたが、もともと経験者だったので理解も早かったのだと思います。
やり方を教えたら素直に実践してくれました。
それから3か月ほど経った頃、再び友人から連絡がきました。
「この方法ホントにすごいわ、3カ月連続で月利10%超えたわ!」
「何よりビックリしたのが、FXに対するストレスが以前と比べて劇的に少なくなった」
「これなら仕事やりながらでも続けられるわ!」
と嬉しい言葉をいただきました。
友人に教えた結果、予想以上の成果を出してくれました。
まあ月利10%というのは、わたしからするとかなり出来すぎな部類に入るのですが^^;、
基本的には「まずは月利5%くらいから狙っていきましょう」と生徒さんに話しているので、友人はたいへん優秀な生徒になってくれました(笑)
ただ、人によっては「たったの5~10%くらいなの?」と思われる人もいるかもしれませんね。
ここで大事なのが、「3カ月連続」というところです。
例えば短期間で月利30%あげたとしても、それを今後20~30年と続けていくことが何より大事です。
それができないから「9割の人が負けている」といわれている世界になります。
その点、彼は毎月着実に月利をあげていくことの重要性をすでに知ってくれていました。
なぜなら、彼は「複利」という仕組みを知っていたからです。
複利を簡単に説明すると、運用で得た利益を元本にプラスして再び投資をしていくことです。
例えば元金が100万円あって、1か月後の利益として10%の10万円を元金にプラスします。
次月は110万円の元金として投資を行っていき、月利10%として得た11万円をさらに元金にする
これを繰り返していくことによって、雪だるま式に増やしていくやり方です。
彼はその複利をすでに知っていたので、今後の未来は明るいでしょうね^^
たいへん感謝してくれて後日、高そうな焼肉屋さんに連れて行ってくれてごちそうしてくれました!
彼のように、過去にFXをやっていたが勝てないので諦めてしまった、という方は、一度「FXとどういう向き合い方をしていたか?」を思い返してみてください。
それを思い出したら、一度わたしにぜひ相談してください。
せっかくFXを始めていたのに、途中で諦めてしまうのは非常にもったいないです。
わたしがあなたの突破口を開くことができるかもしれません。
ぜひお気軽にお問い合わせください^^
コメント