こんにちは、榊原です。
今日は、私が実際に体験したお話をしたいと思います。
タイトル通り、「キャバクラでキャバ嬢から思いっきり足蹴りを食らった話」です^^;
私にとって一生忘れられない出来事となりましたが、ある意味この事件のおかげで今の自分があるといっても過言でありません。
「会社員なんて絶対やめて独立してやる!!」
と硬く決意した日のことになりますww
もしかしたら、サラリーマンの方なら今後起こりえることかもしれません(・・まあないかww)。
今後の参考程度に読んでもらえたら嬉しいです。
会社終わりで上司といったキャバクラで何があった?
この事件は、私が新卒で入社したあるベンチャー企業の仕事終わりに上司と行った飲みの席で起こったことです。
このベンチャー企業では経営者さん向けにあるシステム販売を行っていました。
私はその営業を行っていたのですが、その営業範囲というのは全国にわたっていました。
営業スタイルというのは、
1.全国各地で自社商品説明のセミナーを開催する
2.自社ブランドだけでは人が集まらないので、客寄せパンダとして超有名コンサルタントをゲストに迎え登壇してもらう
3.有名コンサルタントの講義の後、自社商品説明を始める
4.システムに興味を示した参加者さんに後追い営業をかける
簡単に説明するとこんな流れになります。
当時の1週間の生活スタイルとしては、日曜日の夜に1週間分の着替えをスーツケースに入れ、月曜日の朝空港へ向かう。
月曜日は福岡、火曜日は宮城、水曜日は岡山・・というように1日ごとに場所が変わります。
(おかげでマイルは貯まりまくりましたww)
・・・とまあ、前置きがだいぶ長くなりましたが、今回の話もとある地方でセミナーを開催した後の話になります。
その日は、セミナーの参加人数も調子が良く、通常の120%集客に成功していました。
「今日は集客も好調で興味度高い人もたくさんいたな!」
「今日は気分がいいから飲みに行こう!」
という感じで部長がみんなに声をかけ居酒屋に行くことになりました。
当時の部長は29歳と若くして部門長となった方で、仕事の出来はさすがに素晴らしかったです。
私もこの方からの営業トークを、たくさん学ばせていただきました。
しかしながら、正直言うと部下からの人望はそれほど熱いものではありませんでした。
特に、年上の方からの信頼度はほぼなかったかもしれません。
そのため、「飲みに行こう!」となってもほとんどの人が年上だったので、一緒に居酒屋に行く人はほとんどいませんでした。
一方で、新卒でまだ社会人経験の浅い私は「断る」という選択肢はありませんでした・・
私ともう一人の部下(20代の方)の3人で居酒屋に連れていかれます。
1件目の居酒屋に着き、さっそく上司の独演会が始まります。
皆さんが嫌がる理由の1つとして、この「独演会」によるものがありました。
酒が入ると自分の武勇伝を語り、年上である部下を呼び捨てにして叱り散らす。
営業マンとしては優秀なのかもしれませんが、人としては「この人のようにはなりたくない」と反面教師としてみていました。
一通り独演会が終わり、「もう1件行こう!」ということになりました。
もちろん私にはこれも断ることは出来ません。
嫌々ながら2件目で入ったお店が、皆さんお待ちかねの例のキャバクラになりますww
キャバクラで繰り広げられた大惨劇
ちなみに、念のため断っておきますが、私はキャバクラが大の苦手です(これホントですよww)。
事実として、この会社を辞めてからは、キャバクラに行ってないです。
理由は大きく2つあって、1つ目は「同じことを何回も言わなければならない」こと。
キャバクラって、指名しないと横に座る女の方がころころ変わるじゃないですか。
そのたびに、
「お名前は?」
「どんなお仕事されているんですか?」
「どこからいらしたんですか?」
・・・
これらの質問に毎回答えなければなりません。
「いろんな女の人と話せるからそれがいい」、という人もいるかもしれませんが、私にとっては苦痛以外の何物でもありませんでした。
2つ目の理由が「私自身が人見知りだから」です。
初対面の人と話すことが何より苦手なのに、その上どんどん新しい女の人に変わっていく。
初対面の連続です。
このような場所で私が楽しいと思えるわけはありませんでした。
・・とまた脱線してしまいましたね。
1件目の後、上司がその時の気分で、たまたま目に入った看板に目がとまり、雑居ビルのエレベーターに乗りお店に入ります。
お店に入ると座席に案内され、女の人を待ちます。
しばらくすると、3人の女性が我々のテーブルにやってきました。
それぞれ女性が我々3人の間に座り、6人でトークが始まります。
ちなみにその時の私は、ほぼ無口でソファーの角っこに陣取り、存在感をなくしていたと思いますww
「お仕事何されているんですか~?」
「どこからいらっしゃったんですぅ?」
・・と、やはりお決まりのトークで会話が始まります。
そうすると上司のいつもの武勇伝トークが始まります。
ついには女性にダメ出しをし始めました
「酒のつぎ方がなってないな!」
「こっちがタバコを出したら火を出すのは当たりまえだろ!」
今なら完全にセクハラで訴えられますよね・・
当の女性たちもいい気はしなかったと思います。
内心でははらわたが煮えくり返っていたかもしれません。
これらの状況を見ていたのか、途中からそのお店のママと思われる人が我々のソファーにやってきて腰掛けました。
「お客さん、うちのかわいい子たちをそんなにいじめないでくださいね」
柔らかい物腰でさらっと注意を促してきました。
個人的には「これで少しは落ち着くかな・・」と思っていましたが、その思いとは裏腹に、上司のテンションがさらに上がっていきます。
「こっちはわざわざ教育してやってるんじゃないか!」
「感謝はされても非難される覚えはないぞ」
と、収拾がつきません。
ついにはママから「そんなお客はうちにはいらないからさっさと帰って!」と、ママの怒りが徐々に露わになってきました。
すでに怒りマックスの上司は「なんていう店なんだ」と吐き捨ているように帰り支度を始めました。
よくも悪くも「これでようやく帰れる」と私は少し安堵し、お店の前のエレベーターを待ちます。
一応ママがエレベーターの前で一緒に待っててくれ、その上司とママが先にエレベーターに乗り込みます。
そして我々もエレベーターに乗ろうとした瞬間、
上司が「こんな店、二度と来ないからな!」という言葉を吐き捨てるようにママにその言葉を放った次の瞬間、ママの手が上司の髪の毛をガッとつかみ出しついにキレだしました。
あっけにとられた私を含め周りの人たちは、動き出すことができず、そのままエレベーターのドアがスッと閉まってしまいました。
ハッと我に返った我々は、階段で急いで1Fまで下りていきました。
ビルの出入り口に着くと、そこには「警察24時」で出てきそうなワンシーンさながらの情景が広がっていました。
もはや取っ組み合いのけんかになっていました。
上司がママに手を出すということはさすがになかったのですが、ママの気はもう収まりません。
「なめんな、コラ!」という怒号がママの口から発せられ上司に殴りかかっていました。
私も何とかして止めようと仲裁を試みたところ、
「ガキは邪魔すんなや!」とママに一蹴され、その瞬間見事なローキックを見舞われてしまいました・・。
後で聞いた話ですが、ママは若い頃相当ヤンチャをされていたそうです・・
もうどうしよもなかったので、警察に電話して何とか収束させました。
行きたくもないキャバクラに無理やり連れていかされ、
聞きたくもない上司の武勇伝を聞かされ、
挙句の果てにキャバクラのママにローキックを食らわされる
「なんで自分がこんな目に合わなければならないんだ・・」と絶望した出来事でした。
「サラリーマンってこんなことを一生耐えていかなければならないのか??」とこの時初めてサラリーマンに対してネガティブに考えた時でした。
その後、私は「こんな会社絶対やめてやる!」と決意して、その1年後にこの会社を去ることになります。
サラリーマンが嫌になった大きなきっかけの話でした。
ちなみにサラリーマンをしてて「こんな嫌な出来事があった」というエピソードがあればぜひ送ってください。
私も聞いてみたいです。
ありがとうございました。
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